自然の風景や生物は、ただそこに有る。禅の話ではない、絵のはなしだ。絵画はその一部を切取って表現するものであるから、その過程で作者の意思がはたらく。偶然にせよ意図した事にせよ、ウデが関係したにせよ、誇張、強調、省略などが働き、なんてったって作者の念力が作用するから、絵は写真に勝つ。奥村土牛は「描写において絵は写真に優れる」と言っている。理由の詳述があったが忘れた。絵とは何か。 絵とは・・・ムニャムニャである。