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イナシオ・ウルティア INAZIO URRUTIA 洋画 工芸


木 2

NO.1
木 2
(15x25cm)
2006-2007年

 

暗闇に浮き彫りにされた木の枝。オーバーラップする色によって生まれた作品。蒼い空に浮き上がる冷淡なイメージは忘れていた遥か昔の畏怖を想い起させる。

 


オールドカー

NO.2
オールドカー
(26x36cm)
2005-2006年

 

寒色と暖色の織り交ぜ車をパーツごとに塗り分ける。背景のグリーンはマシンと人が最初に出会った原野を意味する。 作品下部にある「ぶら下がったパーツ」は色塗りされた様々なヒューズ、黒が支配色だが、これは修理作業が外観を損なっていることを表現している。描かれた車は正面を凝視し、傷つけられた尊厳を保とうとしている。

 
鋤 5

NO.3
鋤 5
(20x30cm)
2004-2005年

 

明と暗、虚と満。背景で模様がまだらに混ざり合う中、見る者の目に頭部に穴がある別の道具が憮然と姿を表す。頭部の穴は完全な「空虚」を表わすが、これは利用価値のある「空虚」である。存在しない「虚」という状態であることに価値があり、「虚」がなければ何の役にも立たないであろう。

 


石造り 1

NO.4
石造り 1
(10x10cm)
2004-2005年

 

線と道―心が描く空想上の境界線、それは空間を埋めていく寒色の小さな色たち。少年がじっと目で追う動かない蟻の行列。

 
リンクス 2 異種2

NO.5
リンクス 2 異種 2
(76x35x50cm)
2005-2006年

 

この彫刻作品を見るものは、異なる幾何学的形状間に生じている緊張を肌で感じるに違いない。

 


 

 INAZIO URRUTIA(イナシオ・ウルティア)

   
 e-mail: yoshiko.tani@inaziourrutia.com
 URL: www.inaziourrutia.com/
 TEL: +34 963 293 150
   

1948年  スペイン・ビルバオ生まれ。
        建築及び建築施工学を修了後、家具・インテリアデザインに携わる。
1979年  ガリシアへ転居。彼の作品の大部分はこの地で制作されている。
1992年  以来、スペイン国内デザインコンクールに出品、入選。
        その他、建築・店舗内装プロジェクトも行なっている。

現在、創作活動の他、ビゴ大学ポンテベドラ美術学部(スペイン・ガリシア)で教鞭をとる


スペイン北部ガリシア地方で活躍するイナシオ・ウルティアは、
建築家・インテリアデザイナーである他、
絵画や彫刻のモダンアートも幅広く手がけるクリエイター。
フランスと国境を接するバスク地方生まれ。
スペインでも特有の文化をもつバスク人の血と、
彼が長年暮らすガリシアの
大地から得るインスピレーションが独特の作風を生んでいます。

彼のユニークな作品は上記のリンク先でご覧いただけます。


 

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