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金 東成展

会期

2017. 7.17mon~7.22 sat
11:00~19:00(最終日は17:00まで)

作品紹介

ム・ドンソン(金東成、Kim Dong-Seong)は、1966 年釜山市生まれ、韓国外国語大学および東国大学校芸術大学院で書と絵画を学んだ後、画家・書家として活動を続け、国内外の美術館やギャラリーでの個展・グループ展の開催、および国際展での受賞や招待参加など、着実に実績を積んできた。
作品は、釜山市立美術館や韓国国会図書館などに収蔵されている。

近年、黒曜石にエングレービングの手法で描く「篆刻絵画」とその拓本を制作し、両方を並べて展示する独自の表現スタイルを展開している。画題は多岐にわたるが、今回日本で初めて行う個展で、〈椅子〉のシリーズを発表する。

彫ること自体が「業」であると作家が語るように、素材として使われている黒曜石は、非常に硬質な石材として知られる。その硬さを克服して生まれる彫線は、作家の身体のエネルギーが瞬発的に発揮された一刀の軌跡でありながら、画面には柔軟で温かみのあるイメージを出現させる。さらに、その篆刻絵画を原版とする拓本(エディション10)によって、作家の「業」としての身体行為は、複製可能な文字どおり「判で押した行為」として相対化され、また極めて個人的な営為の痕跡が、社会とつながるメディアへと転換される。そのため篆刻絵画と拓本とを並置させるとき、両者の間に新たな緊張感が生じることとなる。この関係をどのように解釈するか、あるいは感じるか、見る者に様々な思考を喚起する作品となっている。

略歴

画家、書家。篆刻絵画とその拓本を並置させる新しい絵画スタイルで注目される。
1966 年釜山生まれ。韓国外国語大学中国語学科卒業、東国大学校芸術大学院修了。
主な展覧会に、全州国際ビエンナーレ(2017)、ロッテ・ギャラリー個展(2016)、
中国鎭江市プライベート芸術招待個展(2016)、ソウル京仁美術館個展(2015)、
BAFF 国際アートフェア篆刻展(2010)など。

会場

ギャルリー志門
〒104-0061 東京都中央区銀座6-13-7新保ビル3F
Tel:03-3541-2511/Fax:03-3541-2512
HP:http://g-simon.com/

地図
ギャルリー志門 地図

東京メトロ:日比谷線・丸ノ内線・銀座線「銀座駅」A3出口より徒歩5分
都営浅草線/東京メトロ:日比谷線「東銀座駅」A1出口より徒歩2分

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