【作家コメント】
前略−
父は太平洋戦争のとき航空隊の整備兵をしていたという。物心ついたときから飛行機の話をよく聞かされた。その頃からだろうか、小、中、高校時代と書籍を読みあさり、写真集を集めて悦に入っていた。そして未だに飛行機には興味がありそれは私の憧憬なのだ。中略−
今回の個展のテーマは『ヒコーキ・ひこうき・飛行機−憧憬』であるが、展覧会場の大きい作品は二科展の100回展に照準を合わせたものだった。しかし事情が生じ、熟考した結果個展での発表となってしまった。作家は作品を作って、発表して本望。観ていただいて感謝。
(2015年10月カタログより抜粋)
前田忠一(彫刻家)
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