■プロフィール/画歴
1975年兵庫県生まれ 01年東京藝術大学大学院修了
05年 第4回LESSEDRA国際小版画展
07年 国際版画展 Prints Tokyo 2007
07、10年 あおもり国際版画トリエンナーレ
07、09、11年 NBCメッシュテックシルクスクリーン国際版画ビエンナーレ展
09年 第77回版画展 10、11年 国展
11年 GUANLAN国際版画ビエンナーレ
実体のない幻影や虚像などのあいまいなイメージ。例えばあやふやな記憶、あるいは強い思いや未練などが時を経て、ぼやけたりノイズがかったりして残像のように心に焼き付く。いわば人の思念のようなものを現像し、痕跡を写し取ったもの。
PC内で生成された写真イメージを製版し転写することで、元の画像は粗くなり、ディテールが省略される。エッセンスを抽出するように、写真からすくい取られたイメージが残像のよう焼き付く。製版の過程で光と陰に置き換えられ、インクの粒子として定着し、シルクスクリーンに特有な写真と絵画の中間のようなニュアンスが生まれる。
“残像写真”というテーマで制作したシルクスクリーン版画を発表します。
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