【展覧会概要】
南条嘉毅は、モチーフとして描いた土地の土そのものを素材として
「風景画」を制作している若手作家です。
日本の風景をモチーフにその土地の風景を出来るだけ単調に
且つシンプルな画面構成を基本とする彼の作品ですが、
土の選定、風景の選択もあわせてその制作作業は
非常に緻密で繊細な作業を要します。
土で描く景観、モチーフとしている土地や環境。
移りゆく様々な土地を風景画として画面に定着させるだけでなく、
その場にある「土」をも定着させることで、
「今ある原風景」を後世への記録・記憶として定着させる
彼のこれまでとは違う「風景絵画」をこの機会にぜひご高覧ください。
企画|深瀬記念視覚芸術保存基金 Fukase and Associate Curators
キュレーション:花坂陽朗
協力|YUKARI
ART CONTEMPORARY
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